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大和田:「さて、今日は「東西開墾伝道師対談」と銘打っているのですが、開墾の魅力、醍醐味についてお聞かせいただけますでしょうか。中山間地域の棚田などは機械を入れるのが難しいかもしれませんが、多くの農地は機械で開墾できると思うのですが、増富では、スコップやカマを使って、人力で開墾していますが、曽根原さんが “人力開墾” にこだわる理由を教えてください。」

曽根原:私が健康バブル崩壊の解消に開墾が役立ったという体験もあって、私と同じような人がたくさんいますからね、人力開墾は体験だけにとどまらない、いろいろな意味があるのではないかな?と。
健康も回復するしメンタリティも回復しますし。増富でやった開墾プログラムの名称が、「畑とともに心を掘れ!」というもので、これが結構好評だったんですよ。開墾には人を耕す力があるのではないかと。
最近やっていないので忘れてしまったんですが、開墾しているとなぜかよく出てくる曲があって、
「ラーブレターフロムカナーダー♪」(※「カナダからの手紙」)っていうね。腰振りにちょうどいいんです。
そのうちに調子に乗ってくると、一人で二役やりながらうたったりしてね。

西辻:一人で開墾をしているとき、手に力を入れてやっているとすぐに手が痛くなってしまって。 農家さんから「腰を使いなさい」と言われました(笑)。
曽根原:そういうときはリズムがあるとやりやすいですよね。「きみたちおとこのこ♪」(※「男の子女の子」)というのも出てきましたね。

西辻:曽根原さんおもしろいですね…

曽根原:一人でやってますからね。走馬灯のように頭の中に音楽が出てきて止まらなくなっちゃうんですよ。
西辻:そういうところも良かったんでしょうね。ミュージシャンズファームとか、いいですね。
曽根原:私も開墾しながら曲をたくさん作りました。土と触れていると、創作活動には非常によいんですよ。

西辻:僕も畑に触れるようになって、想像力豊かになってきているんです。
曽根原:それも地に足のついた想像力がうまれてくるんですよね。
西辻:よくおかしいって言われますけどね(笑)。
曽根原:畑にいるか、家に帰って作曲しているか。
西辻:奥さん大丈夫ですか?怒っていらっしゃいませんか?
曽根原:その頃、妻は子育て中だったからね。
西辻:曽根原さんお子さんいらっしゃるんですか?
曽根原:三人いますよ。上から、高校一年、中一、小学5年。今朝は朝から上の子にギターを教えていたんですよ。ジェフベックが弾きたい、といっていて。

大和田:西辻さんは私たちと一緒に開墾に行きましたが、グループ開墾の魅力はどんな感じでしたか?

西辻:僕の中で一つの大きな変化があって。今までは僕らの農園を使ってもらうときに、草を刈った状態で渡していたのですが、それを刈るところから始めると。必ず最初に指導 を行うのですが、そこでこれまでの開墾の思い出話を織り交ぜて話せるようにしています。管理人さんを集めてミーティングしているときに、心の開墾とか、いろいろな開墾があるんです、ということを伝えながら、そういう魅力を交えて開墾について伝えてくださいと話しています。

西辻:あれだけいるから楽しいし、入っていけるんですよね。もともと夢中になれる人は、そういうのは要らないのかもしれませんが。開墾て、何だろう?と思っている人にとってはいいと思いますね。
大和田:抜いた木で、夜キャンプファイヤーしましたよね。
西辻:あれはよかったですよね。曽根原さん、踊っていたじゃないですか。
曽根原:「マイムマイム」ね(笑)。昔よくやったな、あれも。NPOになる前、個人農園を開墾していた頃に、庭に炉を作ったんですよ。そこに開墾してきた木や根をくべて、キャンプファイヤーみたいな感じで火をおこして、友達を呼んでそれを囲んでお酒を飲んだんです。そんなことばっかりやっていましたね。
西辻:それは醍醐味ですよね。健康にもなりますよ。住みにくい世の中になったな、と思ったのは、この前、大宮でたき火をやっていたんですが、すぐに消防車がきてしまって。だいぶ怒られました。これだけで消防車がくるんだ、とびっくりしましたよ。
曽根原:田舎はいいよ(笑)。火を見ると、心が掘られますから。
西辻:よく修行のときにろうそくの火をみるじゃないですか。そういうことなんでしょうね。
曽根原:増富に最初に行ったときに、こういう風貌ですから、麻原彰晃の回し者じゃないかと(笑)。
その頃はまだNPOなんてみんな知りませんでしたから、宗教法人じゃないかと思われました。